秋田県のスーパーに熊が侵入し居座ってしまっている事件。
警察は懸命に熊の捕獲を試みていますが、
ニュースを見ている日本中の人々からは
「なんで猟銃で駆除しないの?」
という疑問の声が上がっています。
そこで今回は、
✔スーパー居座り熊を駆除できない理由
✔スーパー居座り熊は今後どうなる?
これらを詳しく調査しました!
秋田スーパー居座り熊の報道内容
11月30日、秋田市土崎港西のスーパーマーケット、「いとく土崎みなと店」で、47歳の従業員の男性が店に入り込んだクマに襲われ、頭にけがをしました。
クマは店内に居続けているとみられ、警察や市などが、警戒を続けていますが、1日以上たった現在も捕獲されていません。
NHK
秋田市のスーパー「いとく土崎みなと店」の場所を確認してみると、
秋田県秋田市土崎港西3-2-18
海に近い場所にあり、クマが生息しそうな山は4.5㎞ほどは離れています。
山からスーパーにたどり着くまでには住宅街があるにも関わらず、
目撃情報の報道もないことから一体どうやってスーパーまでやってきたのか、疑問の声が相次いでいます。
ということで、渦中のスーパーが市街地にあることを踏まえて、
警察がなぜ猟銃駆除をしないで
捕獲を試みているのか
詳しく見てみましょう。
スーパー居座り熊を猟銃で駆除できない理由
※イメージ(日テレNEWS NNNより)
問題のスーパー居座り熊。
店内の食品を食い荒らすだけでなく、
スーパーの従業員を襲ってけがを負わせていますが猟銃などを使った駆除はなされていません。
猟銃を使わない大きな理由は法律にあるようです。
鳥獣保護管理法があるため!
鳥獣保護管理法という法律があり、市街地・住宅地での猟銃使用が制限されています。
クマの駆除をめぐっては、市街地や住宅地でハンターなどが猟銃を使用することは、危険性が高いことから鳥獣保護管理法で禁止され、警察官の指示があった場合や捕獲者が緊急と判断した場合にかぎって使用が認められています。
NHK
ただ、状況によっては警察や捕獲者の判断により使用が認められているようですね。
北海道ハンターのクマ駆除に関する裁判も影響?
最近話題になっていたのが、北海道ハンターのクマ駆除作業に関する裁判結果です。
2018年のことですが、要約すると
✔北海道のハンター
✔行政の依頼でクマを駆除
✔公安委員会が猟銃所持許可を取消し
✔理由:建物に銃弾が当たる可能性あった
✔ハンターが処分取り消し求め提訴
そして、2024年10月に札幌高裁がハンターの訴えを退ける判決を出しました。
この判決を受けて、北海道猟友会は行政の駆除要請を拒否することを検討中との情報もあります。
この件が、秋田スーパー居座り熊への対応に影響しているかは分かりませんが、
あまりにタイムリーなだけに
秋田市のスーパーに熊って猟友会の話題があったばかりで法律的にどうなのかな。罠にかかるまで何日も待つのか。
— チエ (@chienowa09) December 1, 2024
北海道のハンターの裁判が影響して
猟銃使用の判断が難しいのでは…
といった声が、Yahooコメントなどで多く聞かれています。
スーパー居座り熊は今後どうなる?
長期戦になっているスーパー居座り熊の問題。
今後どうなるのか深掘りしました。
おりで捕獲したい警察
市街地での猟銃使用は、できれば避けたいのが警察の考えと思われます。
危険性への配慮が第一ですが、
最近出た北海道の裁判結果もありますので世論が騒ぐことも望まないでしょうね。
ちなみに現在、秋田県の警察が試みている捕獲方法は…
バックヤードに居座る熊…
✔バックヤードの扉4か所を封鎖
✔扉2か所に捕獲用おりを設置
✔おりの中にりんご、はちみつ
✔熊が入るのを待つ
警察としては、
クマはよ檻に入ってくれ
という思いでしょう。
とはいえ、食べ物が豊富なスーパーでいつ仕掛けに入ってくれるでしょうか。
警察が時間的制限を付けて猟銃使用に踏み切るのか、判断が注目されます。
捕獲後は駆除か放獣
今回のスーパー居座り熊をうまく捕獲できた場合、
捕獲後の熊がどうなるのか気になりますよね。
捕獲された野生の鳥獣は、駆除されるか放獣(自然に放す)が一般的とされています。
ネットでは、
まさか山に戻さないよね
味を覚えたから
またスーパーに戻ってくるよ
山に返すリスクを心配する声が多く聞かれています。
近年増えている「人を襲った熊」がその後どうなったのか調査したところ、多くは殺処分となっています。
地域によって対応に差があるようですが、
人を襲った熊が山に逃げ帰った場合でも、猟友会で探して駆除することもあるとか。
ですので、今回のスーパー居座り熊も捕獲後は駆除される可能性が高いのではないでしょうか。
スーパー居座り熊への対応にネットの声は
スーパー居座り熊への対応についてネットではさまざまな声が出ています。
一部見てみましょう。
猟銃使用を求める声
スーパーの熊って一気に中に入って射殺できひんの?襲ってくるから難しいんかな、、
— 仮面人間(폴짝) (@ke15n) December 1, 2024
なんかうまいことさっさと射殺できればいいのにね。
スーパーで買い物できないの不便やろし
箱罠で捕獲できるわけないよ…
アメリカだったら即猟銃
警察トップが早く判断してほしい
確かにアメリカだったら、こんな丸二日もクマが居座ること事態にはならないでしょうね。
法規制がもどかしいとの声
スーパーの熊まだ捕獲できてないんか…
— どんたろう (@dontaro93) December 1, 2024
法律と安全でがんじがらめだな…
法整備が早急に必要
誰も責任取りたくないんだろうな
北海道の判決が響いてるね
鳥獣保護管理法の規制が大きく影響しているのは間違いなさそうです。
野生動物が市街地に出没する被害は今後も増える一方と言われています。
時代に合った法律に早く改正してほしいものです。
秋田スーパー侵入のクマを猟銃で駆除できない理由!法改正してほしい!まとめ
今回は、秋田県秋田市の市街地にあるスーパーに熊が居座っている事件について、
Qなぜ猟銃を使わないのか
Qなぜ即駆除されないのか
ネットに多数寄せられるこういった疑問について、くわしく調査しました。
スーパー居座り熊がその場で猟銃で駆除されない理由は…
A鳥獣保護管理法があるため
市街地では基本的に猟銃使えない
A.北海道の裁判結果が影響か?!
調査したところ、このような事情がありそうです。
とはいえすでに丸二日、地域住民のライフラインともいえるスーパーに熊が居座っている事態です。
一日も早く、いや1秒でも早く捕獲されることを祈っています!